瀬戸急電鉄の社紋は、大阪市章、神戸市章、そして

岡山市章の一部となっている「岡」の字を図案化している。これは、大阪府、兵庫県、岡山県の各府県庁所在都市の

市章を図案化することで、瀬戸急電鉄の営業エリアを

表している。

　また、外周の円は車輪を模して鉄道事業者を示すとともに、企業としての結束や円滑な業務の遂行・輸送を目指す

姿勢を表している。

　以前は、社紋が各種切符類の地紋や、車両に施されていたが、現在ではロゴマークが

新しく制定され、社紋を見る機会は減っている。しかし、社内資料等では未だに

当社紋が使用されている。

　瀬戸急電鉄のコーポレートマークは、SETOKYUの

頭文字である” Ｓ ”を図案化。広がりを持たせた

デザインで、企業としての躍進や、沿線居住空間の

発展を表現している。また、” Ｓ ”を３分割することで、

大阪・兵庫・岡山の３府県に従事する鉄道を表わしている。

　色については、オレンジは瀬戸の夕陽を、青は

瀬戸内海を、緑は沿線の山々から取られており、

かつ電車の色でもある。